dbjapan.dbsj.org
Sign In
Sign Up
Sign In
Sign Up
Manage this list
×
Keyboard Shortcuts
Thread View
j
: Next unread message
k
: Previous unread message
j a
: Jump to all threads
j l
: Jump to MailingList overview
2024
November
October
September
August
July
June
May
April
March
February
January
2023
December
November
October
September
August
July
June
May
April
March
February
January
2022
December
November
October
September
List overview
Download
DBJapan
----- 2024 -----
November 2024
October 2024
September 2024
August 2024
July 2024
June 2024
May 2024
April 2024
March 2024
February 2024
January 2024
----- 2023 -----
December 2023
November 2023
October 2023
September 2023
August 2023
July 2023
June 2023
May 2023
April 2023
March 2023
February 2023
January 2023
----- 2022 -----
December 2022
November 2022
October 2022
September 2022
dbjapan@dbsj.org
17 participants
549 discussions
Start a n
N
ew thread
2023年度 第2回DBSJセミナーのお知らせ
by Yutaka Kidawara
DBSJ会員の皆様 NICTの木俵でございます。 2019年より安全なデータの利活用をテーマにシリーズ開催してきた 一般社団法人日本データベース学会(DBSJ)のセミナーを 今年も無料・オンラインで開催します! 参加したいけれど、平日は講義や会議で参加が難しいという声を 頂いておりましたので、今年度は【土曜日】に開催致します。 今回は7月1日(土)に開催した第1回セミナーに引き続き、昨今 話題となっている「生成系AIの法的な課題や最新の活用事例」 という非常にホットな話題をテーマとして、法律の専門家や企業で 生成系AI開発をご担当されている方からご講演いただきます。 前回は「生成AIを使う」がテーマでしたが、第2回セミナーは 「生成AIを作る」をテーマとしています。DBSJ会員の皆様のみならず 興味のありそうな方々や、DBSJ以外の学会のML等にも告知を 【拡散】して頂けますと幸いです。 DBSJ会員の皆様のご参加をお待ちしております。 ---------------------------------------------------------------------------------------- 2023年度 第2回DBSJセミナーのお知らせ 「AI生成コンテンツ開発における法的課題や活用事例」 開催日:2023年9月2日(土) ・参加申込先:https://dbsjseminar.connpass.com/event/291555/ ・紹介Webページ:https://dbsj.org/events/event_info/dbsj_seminar_2023_2/ ---------------------------------------------------------------------------------------- 2023年第2回目のセミナーでは、巷でも大流行している生成AIを テーマに取り上げます。第2回セミナーでは生成AIを開発するに あたっての著作権や個人情報保護法に関する課題について法律の 専門家からご講演頂くと共に、企業の開発者の方からは実践的な 取り込みについて講演いただきます。さらに、AI活用における課題と その対応などについて横田会長をモデレータとするパネルにて 議論を行います。 2023年度 第2回DBSJセミナー • 日程:2023年9月2日(土) 13:00~17:00 • 場所:オンライン開催(Zoom Webinar参加申込者にお知らせします) • 参加費:無料 どなたでも無料でご参加いただけますので奮ってご参加下さい。 • 参加申込先: 以下のconnpassよりご登録ください。
https://dbsjseminar.connpass.com/event/291555/
• プログラム • 開会挨拶(13:00~13:05) 木俵 豊 特命副会長) • 講演1(13:05-14:05): 生成AI構築時における個人情報保護規制と著作権保護 弁護士法人 STORIA 弁護士 柿沼 太一 氏(本会 理事) 森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士・ニューヨーク州弁護士 慶應義塾大学大学院法学研究科特任教授(非常勤) 田中 浩之 氏 概要: 生成AIの開発にあたってのモデル構築のための個人情報の収集や 生成AIからの個人情報の出力についての生成AIサービス提供者の 法的責任に関する論点について、日本法と欧州GDPR等の観点から、 また、著作物の収集・利用について日本著作権法の観点から講演する。 < 休憩(14:05-14:15)> • 講演2(14:15-15:00): サイバーエージェントにおける生成AIの開発について 株式会社サイバーエージェント AI事業本部 AIクリエイティブDiv 機械学習エンジニア 石上 亮介氏 概要: 近年様々な領域で注目を集めている生成AIですが、サイバーエージェントも 独自の生成AIの開発に取り組んでいます。 本講演では日本語を中心とした生成AIを構築をする上で得られた知見や、 実際に活用する上での利点や課題についてご紹介します。 • 講演3(15:00-15:45): 大規模言語モデル周辺技術と応用について LINE株式会社 AI開発室 NLP PF Devチーム マネージャ 牧田光晴 氏 概要: 弊社では数年前から大規模言語モデル(LLM)の研究開発を行っており、 これまでにLLMの社会応用のための検証も数多く実施してきました。 本講演では、これらの取り組みの中で得られた課題や知見について ご紹介いたします。 <休憩(15:45-15:55)> • パネルディスカッション(15:55-16:55) モデレータ:東京工業大学 横田 治夫 会長 パネリスト:講演者一同 • 閉会挨拶(16:55-17:00) 横田 治夫 DBSJ会長 ______________________________ 国立研究開発法人 情報通信研究機構 経営企画部長 木俵 豊 (e-mail:kidawara@nict.go.jp) TEL: 042(327)7610 FAX: 042(327)6953
1 year, 3 months
1
0
0
0
教員公募:立命館大学(講師または助教)
by Akira Maeda
日本データベース学会の皆様, 立命館大学の前田と申します. 現在,立命館大学情報理工学部では,下記の通り講師または助教を公募しております. ご関心をお持ちの方は,ぜひ応募をご検討下さい. 募集人員:講師または助教・1名 所属:立命館大学 情報理工学部 情報理工学科(社会システムデザインコース) 募集要項:https://www.ritsumeikan-trust.jp/publicinfo/file/ise-guideline230801-3.pdf JREC-IN:https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D123072730 応募締切:2023年10月6日(必着) 着任時期:2024年4月1日 どうぞよろしくお願い申し上げます. -- 前田 亮 amaeda(a)is.ritsumei.ac.jp
1 year, 3 months
1
0
0
0
【リマインダ】 Re: 【8/5(土) 13:00~】 第46回先端的データベースとWeb技術動向講演会(ACM SIGMOD 日本支部第83回支部大会)【参加募集】
by Masato Oguchi
日本データベース学会の皆様 お茶大の小口です。 標記の講演会が今週土曜(8/5)となりましたので、リマインダを お送り致します。
http://www.sigmodj.org/conf/detail.php?conf_no=83
今回はNTTの新井様に、6月にシアトルで開催されたSIGMOD2023の 国際会議報告をご講演頂きます。 トップ会議の報告をオンラインで聴ける貴重な機会ですので、是非 ご参加頂ければ幸いです。 どうぞよろしくお願い致します。 =============================================== Masato OGUCHI, Dr.Eng. Department of Information Sciences Ochanomizu University
https://www.is.ocha.ac.jp/~oguchi/
https://www.is.ocha.ac.jp/~oguchi_lab/
http://ogl.is.ocha.ac.jp/
oguchi(a)is.ocha.ac.jp > -----Original Message----- > From: Masato Oguchi <oguchi(a)is.ocha.ac.jp> > Sent: Wednesday, July 26, 2023 6:09 PM > To: dbjapan(a)dbsj.org > Cc: Masato Oguchi <oguchi(a)is.ocha.ac.jp> > Subject: 【8/5(土) 13:00~】 第46回先端的データベースとWeb技術動向講演会(ACM > SIGMOD 日本支部第83回支部大会) > 【参加募集】 > > 日本データベース学会の皆様 > > お茶大の小口です。 > 8月5日(土)13時より > 第46回先端的データベースとWeb技術動向講演会 > (ACM SIGMOD 日本支部第83回支部大会) > が開催されます。 >
http://www.sigmodj.org/conf/detail.php?conf_no=83
> > Zoomによるオンライン講演会となります。 > 今回はデータベース分野のトップ会議ACM SIGMOD 2023の > 国際会議報告を、現地で参加・発表されたNTTの新井様に > ご報告頂く予定です。 > > 参加費は無料です。 > 上記ページに「参加申し込み」リンクがありますので、そちらから > お申込み頂ければZoomのリンクをお送り致します。 > > ご参加頂ければ幸いです。 > どうぞよろしくお願い致します。 > > ====================================================================== > > 第46回先端的データベースとWeb技術動向講演会 > (ACM SIGMOD日本支部第83回支部大会) > 「SIGMOD 2023国際会議報告」 > > 日時:2022年8月5日(土)18:00〜19:50 > 会場:オンライン(Zoom) > 参加費:無料 > 主催:ACM SIGMOD 日本支部,日本データベース学会 > URL:
http://www.sigmodj.org/conf/detail.php?conf_no=80
> > ====================================================================== > 13:00-13:05 開会挨拶 > 13:05-14:05 SIGMOD2023国際会議報告(1) > 講演者:新井 淳也 > 所属:NTT > 14:05-14:15 休憩 > 14:15-15:15 SIGMOD2023国際会議報告(2) > 講演者:新井 淳也 > 所属:NTT > 15:15-15:20 閉会 > ====================================================================== > > =============================================== > Masato OGUCHI, Dr.Eng. > Department of Information Sciences > Ochanomizu University >
https://www.is.ocha.ac.jp/~oguchi/
>
https://www.is.ocha.ac.jp/~oguchi_lab/
>
http://ogl.is.ocha.ac.jp/
> oguchi(a)is.ocha.ac.jp
1 year, 3 months
1
0
0
0
DBSJ Newsletter Vol. 16, No. 4: PAKDD 2023,SIGMOD 2023,ACL 2023
by Shingo Otsuka
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ 日本データベース学会 Newsletter ┃ 2023年8月号 ( Vol. 16, No. 4 ) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 本号では PAKDD 2023,SIGMOD 2023,ACL 2023 の3件の国際会議の参加報告をご 寄稿いただきました.それぞれの会議の様子や招待講演の内容,ご自身が発表さ れた研究内容などについて紹介していただいております.ぜひご覧いただければ 幸いです. 本号ならびにDBSJ Newsletterに対するご意見あるいは次号以降に期待する内容 についてのご意見がございましたらnews-com[at]dbsj.orgまでお寄せください. DBSJ Newsletter 編集委員会 (担当編集委員 山室 健) ======================================================================== ---- 目次 ---- 1. PAKDD 2023 参加報告 董 于洋 (Yuyang Dong)(NEC データサイエンスラボラトリー) 2. SIGMOD 2023 参加報告 新井 淳也(日本電信電話株式会社) 3. ACL 2023 参加報告 佐々木 勇和(大阪大学) ======================================================================== ■1■ PAKDD 2023 参加報告 董 于洋 (Yuyang Dong)(NEC データサイエンスラボラトリー) PAKDD (The Pacific-Asia Conference on Knowledge Discovery and Data Mining) は知識発見とデータマイニングの分野の難関会議で、2023年5月25日 (木)から5月28日(日)にかけて大阪でグランフロント大阪というおしゃれな場所 に開催されました。発表者の5割、全体参加者の7割で合計200人弱が現場に集め ていました。今年の論文の採択率は16.5%(143/869)で例年よりやや厳しいと感じ まして、投稿数が多くカテゴリが Deep learning, Texts, webs and social media , Graphs and networksでした。今年のキーノートとチュートリアルにつ いて、一番印象深いのは東北大、東工大、NTTから行ったチュートリアルであり 、言語モデルの最新動向とChatGPTの能力の探索について丁寧に説明されました 。学会でのイベントも充実していますが、豪華な美味しい弁当をもらったり、空 中庭園展望台のチケットをもらったり、バンケットには歌舞伎の上演もあり、参 加者が楽しんでいました。 私は「QA-Matcher: Unsupervised Entity Matching Using A Question Answering Model」について発表しました。この研究は名寄せ(Entity matching) というデータセット間の中に同じエンティティを同定するという問題を、自然言 語処理分野の質疑応答問題に変換して、事前学習済みのQAモデルを活用すること で教師なしで解ける手法を提案しました。それの良い点は、(1)QAモデルが事前 学習する時に、エンティティと属性の関係の知識が含めた質疑応答データセット もあり、それが名寄せの問題解決に役に立つ。(2)既存のモデルをpromptで調整 するzero-shot方式のため、学習が必要なくてコストが低いです。さらに、この 研究を行った段階ではChatGPTなどのOpenなLLMが流行っていないですが、今から 見るとこの方式のQAモデルをLLMに変換すると、 (3) 大規模言語モデル(LLM)の instructionに従う能力とin context learning能力を使い、必要に応じて名寄せ のパラメータを調整することができるという良い点も出られると思います。私が 所属した部署は、こういた言語モデルをいろんな分野に活用することについて研 究開発はしていますが、さらに先日に、世界トップクラスの高性能な日本語の大 規模言語モデル(LLM)[1] もスクラッチから開発しました。最後に、来年の PAKDD24は Taipei, Taiwanで開催される予定です。 [1] NECの最先端技術 大規模言語モデル(LLM)を開発:
https://jpn.nec.com/rd/technologies/202308/index.html
著者紹介: 董 于洋 (Yuyang Dong)(NEC データサイエンスラボラトリー) 2019年筑波大学システム情報研究科博士課程修了。2019年よりNECデータサイエ ンス研究所に入社。2021年特別研究員となり、現在に至る。データ探索、データ 統合、LLM for DB/ DB for LLMなどについて研究に従事。2021年度上林奨励賞。 最近はNEC大規模言語モデルの研究開発にも従事。 ----------------------------------------------------------------------- ■2■ SIGMOD 2023 参加報告 新井 淳也(日本電信電話株式会社) 2023 年 6 月 18 日 〜 23 日にかけてシアトルで開催された ACM SIGMOD/PODS International Conference on Management of Data(以下,SIGMOD 2023)に参 加し,論文を発表してきたことについて報告させていただきます.なお 8 月 5 日(土)に ACM SIGMOD 日本支部の講演会でも参加報告を予定しており ますので,関心のある方はぜひご参加ください. 【開催形態】 SIGMOD はパンデミック以来オンラインまたはハイブリッド形式で開催されてき ましたが,今年は完全に in-person に戻りました.参加者は 970 名以上で,こ ちらもコロナ前の 2019 年と同じ水準でした.オンライン配信はありませんが, キーノートや受賞講演は ACM Digital Library (DL) で今後公開されることにな っています.また論文の著者は事前に発表の動画を提出しており,これは会議期 間中から ACM DL で観ることができました.この動画は著者が現地参加できなか った場合に発表の代わりとしても上映されます.特に中国の著者はビザの問題で 欠席が相次ぎ,6 件中 3 件が著者欠席となったセッションもありました.コロ ナの感染対策はまばらに消毒液などが置かれていた程度で,ほぼ全員ノーマスク で参加している様子からはパンデミックなどなかったかのような印象を受けまし た.また,SIGMOD では朝食と昼食が会議期間中ほとんどの日に用意されていま す.円安の中大変ありがたいことです. 【査読】 今回の research paper の採択率は 28.2%(186/660 件)でした.昨年は 29.4% (151/514 件)だったので,投稿と採択の両方が増え採択率は横ばいとなってい ます.投稿に関する最近の動きとして,SIGMOD は VLDB のようにジャーナルに 近いスタイルへ移行しようとしています.まず今年から論文は Proceedings of the ACM on Management of Data (PACMMOD) というジャーナルとして公開される ようになりました.これに伴い,査読の時点では従来通り 2 カラムのカンファ レンス形式で書いていた論文をカメラレディでは 1 カラムのジャーナル形式で レイアウトし直す必要がありました.さらに SIGMOD 2023 では 4,7,10 月に 締め切りを設ける 3 サイクルの投稿スケジュールが採用されました.2022 まで は 2 サイクル,2023 は 3 サイクルで,2024 は 4 サイクルとなっています. 昨年と今年に共通する傾向として投稿件数は後のサイクルの方が多く,採択率は 最初のサイクルが最も高くなっています.SIGMOD 2023 のそれぞれのサイクルの 採択率は 33.8%,25.7%,27.2% でした. 【プログラム】 私がグラフの研究をしているせいもありますが,今年はグラフに関するセッショ ンの多さが目を引きました.論文数でも全体の3割程度がグラフ関連です.キー ノートや受賞講演も興味深いものばかりで,特に SQL の設計者である Don Chamberlin 博士の "49 Years of Queries" は講演後にスタンディングオベ ーションとなり,データベース分野における影響力の大きさを感じました.また Joseph M. Hellerstein 教授の Codd Innovations Award 受賞講演はビジュアル 的にインパクトの強いスライドが並んでいるので,動画が公開されたらぜひご確 認ください. 【新井の発表】 今回私が発表した論文"GuP: Fast Subgraph Matching by Guard-based Pruning" は私と同じく NTT の藤原,および阪大の鬼塚先生との共著です.DEIM 2018 で 「探索失敗履歴を用いた高速サブグラフマッチング」として基本的なアイデアを 発表してから紆余曲折あり時間がかかりましたが,無事今年 SIGMOD に採択され ました.サブグラフマッチングは大きなグラフの中でクエリグラフと同型な構造 を検索します.これはテキストデータにおける文字列検索と同じように極めて基 本的な問題で,グラフデータベースのクエリ処理や金融取引データを元にした不 正行為の検出など様々な場面で必要とされます.しかしサブグラフマッチングは NP 困難問題であり,最新の手法でも僅か 8 頂点のクエリグラフすら現実的な時 間内に処理できないことがあります.そこで私たちはより多様なクエリグラフを 安定して高速処理可能なアルゴリズムである GuP (Guard-based Pruning) を提 案しました.既存手法で少なくとも 1 時間以上を要するクエリグラフの多くを GuP は 1 分以内に処理できます.詳細は論文をどうぞご確認ください. 【おわりに】 私は海外では HPC 系の会議に参加することが多くデータベース系の国際会議は 今回が初めてでしたが,グラフをはじめ共通する研究テーマが多いので大変勉強 になりました.また,現地でたまたま話した方が私たちの提案手法 (Rabbit Order [Arai+ IPDPS'16]) を研究で使っていると伺い,モチベーションの面でも 大いにプラスでした.来年の SIGMOD はチリの首都であるサンティアゴで開催さ れます.ほとんど地球の裏側に位置しなかなか行く機会がない場所だと思います ので,チャンスのある方は参加してみてはいかがでしょうか. 著者紹介: 新井 淳也(日本電信電話株式会社) 2013 年に東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程を修了後,日本電信電話 株式会社に入社.社会人博士として 2019 年に大阪大学大学院情報科学研究科博 士後期課程を修了.博士(情報科学).効率的なグラフ処理アルゴリズムや並列 分散処理の研究,および GPU やイジングマシンを用いた計算機システムの開発 に従事.日本データベース学会,ACM 各会員. ----------------------------------------------------------------------- ■3■ ACL 2023 参加報告 佐々木 勇和(大阪大学) ACL 2023の参加報告を致します.ACLは言わずと知れた自然言語処理のトップ会 議になります.第61回目となるACL 2023は7月9日から14日にカナダ・トロントで 開催されました.非常に涼しく快適な気候でした.今回はメイン会議にて論文が 採択されたのでポスター発表をしてきました.私は自然言語処理に関する国際会 議に初参加したのですが,かなり盛り上がっていました. ACLにはおよそ4800件ほどの投稿があり,採択率はメイン会議で20%ほど, findings(メインでは採択できないけど惜しかった論文)で19%ほどでした.採択 論文の著者の国籍は圧倒的に中国とアメリカ2強で,中国で4000弱,アメリカで 2500程度であり,3位のイギリスでも250人程というデータでした.採択論文にお ける中国の影響力の大きさがわかる一方で,査読者数はアメリカの方が多く,ア ンバランス差を感じました. ACL 2023において最も人を集めたイベントは,Geoffrey Hintonのキーノート Two Paths to Intelligenceではないかと思います.これまでの研究の歴史に加 えて,デジタルな知能とバイオロジカルな知能の違いについての講演でした.歴 史に関しては,かなり皮肉が入った表現もあり,例えば,”I was given some helpful advice. Neural networks don’t work: They cannot learn anything complicated.”など,やはり多くの批判があったんだなという印象です.また, 世界初のニューラルネットの言語モデルは1985年という話もありました (I thinkの注釈付き). 研究のトラックとしては,対話,情報抽出,大規模言語モデル,自然言語処理の ための機械学習,自然言語処理応用の人気が高いとの報告でした.ACLの発表は ほとんどがポスター発表のみで,自分の発表時以外は自由に興味のある発表のみ を聞きに行くことができてよかったです.そろそろデータベースの会議もオーラ ル発表中心をポスター発表中心に移行しても良いのではないかなと感じました. 私はHolistic Prediction on a Time-Evolving Attributed Graphという論文が 採択されました.時系列的に変化するグラフの将来を予測するという問題をグラ フ深層学習を用いて解いたという論文です.既存の論文と異なる点は,新たな節 点の登場も含む全ての要素を予測するという点で,そのためにそれぞれの予測要 素(リンク予測や属性予測)間の相関関係をいかに捉えるのか,新たな属性付き 節点をいかに予測するのかというのが技術的な貢献点になります.興味がありま したら是非論文をお読みいただければと思います. 著者紹介: 佐々木 勇和(大阪大学) 大阪大学大学院情報科学研究科の助教.グラフデータ分析と管理,モバイル・時 空間データ分析と管理,情報処理技術の異分野適用に関する研究に従事していま す. ========================================================================
1 year, 3 months
1
0
0
0
DBSJ Newsletter Vol. 16, No. 4: PAKDD 2023,SIGMOD 2023,ACL 2023
by Takeshi Yamamuro
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ 日本データベース学会 Newsletter ┃ 2023年8月号 ( Vol. 16, No. 4 ) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 本号では PAKDD 2023,SIGMOD 2023,ACL 2023 の3件の国際会議の参加報告をご 寄稿いただきました.それぞれの会議の様子や招待講演の内容,ご自身が発表さ れた研究内容などについて紹介していただいております.ぜひご覧いただければ 幸いです. 本号ならびにDBSJ Newsletterに対するご意見あるいは次号以降に期待する内容 についてのご意見がございましたらnews-com[at]dbsj.orgまでお寄せください. DBSJ Newsletter 編集委員会 (担当編集委員 山室 健) ======================================================================== ---- 目次 ---- 1. PAKDD 2023 参加報告 董 于洋 (Yuyang Dong)(NEC データサイエンスラボラトリー) 2. SIGMOD 2023 参加報告 新井 淳也(日本電信電話株式会社) 3. ACL 2023 参加報告 佐々木 勇和(大阪大学) ======================================================================== ■1■ PAKDD 2023 参加報告 董 于洋 (Yuyang Dong)(NEC データサイエンスラボラトリー) PAKDD (The Pacific-Asia Conference on Knowledge Discovery and Data Mining) は知識発見とデータマイニングの分野の難関会議で、2023年5月25日 (木)から5月28日(日)にかけて大阪でグランフロント大阪というおしゃれな場所 に開催されました。発表者の5割、全体参加者の7割で合計200人弱が現場に集め ていました。今年の論文の採択率は16.5%(143/869)で例年よりやや厳しいと感じ まして、投稿数が多くカテゴリが Deep learning, Texts, webs and social media , Graphs and networksでした。今年のキーノートとチュートリアルにつ いて、一番印象深いのは東北大、東工大、NTTから行ったチュートリアルであり 、言語モデルの最新動向とChatGPTの能力の探索について丁寧に説明されました 。学会でのイベントも充実していますが、豪華な美味しい弁当をもらったり、空 中庭園展望台のチケットをもらったり、バンケットには歌舞伎の上演もあり、参 加者が楽しんでいました。 私は「QA-Matcher: Unsupervised Entity Matching Using A Question Answering Model」について発表しました。この研究は名寄せ(Entity matching) というデータセット間の中に同じエンティティを同定するという問題を、自然言 語処理分野の質疑応答問題に変換して、事前学習済みのQAモデルを活用すること で教師なしで解ける手法を提案しました。それの良い点は、(1)QAモデルが事前 学習する時に、エンティティと属性の関係の知識が含めた質疑応答データセット もあり、それが名寄せの問題解決に役に立つ。(2)既存のモデルをpromptで調整 するzero-shot方式のため、学習が必要なくてコストが低いです。さらに、この 研究を行った段階ではChatGPTなどのOpenなLLMが流行っていないですが、今から 見るとこの方式のQAモデルをLLMに変換すると、 (3) 大規模言語モデル(LLM)の instructionに従う能力とin context learning能力を使い、必要に応じて名寄せ のパラメータを調整することができるという良い点も出られると思います。私が 所属した部署は、こういた言語モデルをいろんな分野に活用することについて研 究開発はしていますが、さらに先日に、世界トップクラスの高性能な日本語の大 規模言語モデル(LLM)[1] もスクラッチから開発しました。最後に、来年の PAKDD24は Taipei, Taiwanで開催される予定です。 [1] NECの最先端技術 大規模言語モデル(LLM)を開発:
https://jpn.nec.com/rd/technologies/202308/index.html
著者紹介: 董 于洋 (Yuyang Dong)(NEC データサイエンスラボラトリー) 2019年筑波大学システム情報研究科博士課程修了。2019年よりNECデータサイエ ンス研究所に入社。2021年特別研究員となり、現在に至る。データ探索、データ 統合、LLM for DB/ DB for LLMなどについて研究に従事。2021年度上林奨励賞。 最近はNEC大規模言語モデルの研究開発にも従事。 ----------------------------------------------------------------------- ■2■ SIGMOD 2023 参加報告 新井 淳也(日本電信電話株式会社) 2023 年 6 月 18 日 〜 23 日にかけてシアトルで開催された ACM SIGMOD/PODS International Conference on Management of Data(以下,SIGMOD 2023)に参 加し,論文を発表してきたことについて報告させていただきます.なお 8 月 5 日(土)に ACM SIGMOD 日本支部の講演会でも参加報告を予定しており ますので,関心のある方はぜひご参加ください. 【開催形態】 SIGMOD はパンデミック以来オンラインまたはハイブリッド形式で開催されてき ましたが,今年は完全に in-person に戻りました.参加者は 970 名以上で,こ ちらもコロナ前の 2019 年と同じ水準でした.オンライン配信はありませんが, キーノートや受賞講演は ACM Digital Library (DL) で今後公開されることにな っています.また論文の著者は事前に発表の動画を提出しており,これは会議期 間中から ACM DL で観ることができました.この動画は著者が現地参加できなか った場合に発表の代わりとしても上映されます.特に中国の著者はビザの問題で 欠席が相次ぎ,6 件中 3 件が著者欠席となったセッションもありました.コロ ナの感染対策はまばらに消毒液などが置かれていた程度で,ほぼ全員ノーマスク で参加している様子からはパンデミックなどなかったかのような印象を受けまし た.また,SIGMOD では朝食と昼食が会議期間中ほとんどの日に用意されていま す.円安の中大変ありがたいことです. 【査読】 今回の research paper の採択率は 28.2%(186/660 件)でした.昨年は 29.4% (151/514 件)だったので,投稿と採択の両方が増え採択率は横ばいとなってい ます.投稿に関する最近の動きとして,SIGMOD は VLDB のようにジャーナルに 近いスタイルへ移行しようとしています.まず今年から論文は Proceedings of the ACM on Management of Data (PACMMOD) というジャーナルとして公開される ようになりました.これに伴い,査読の時点では従来通り 2 カラムのカンファ レンス形式で書いていた論文をカメラレディでは 1 カラムのジャーナル形式で レイアウトし直す必要がありました.さらに SIGMOD 2023 では 4,7,10 月に 締め切りを設ける 3 サイクルの投稿スケジュールが採用されました.2022 まで は 2 サイクル,2023 は 3 サイクルで,2024 は 4 サイクルとなっています. 昨年と今年に共通する傾向として投稿件数は後のサイクルの方が多く,採択率は 最初のサイクルが最も高くなっています.SIGMOD 2023 のそれぞれのサイクルの 採択率は 33.8%,25.7%,27.2% でした. 【プログラム】 私がグラフの研究をしているせいもありますが,今年はグラフに関するセッショ ンの多さが目を引きました.論文数でも全体の3割程度がグラフ関連です.キー ノートや受賞講演も興味深いものばかりで,特に SQL の設計者である Don Chamberlin 博士の "49 Years of Queries" は講演後にスタンディングオベ ーションとなり,データベース分野における影響力の大きさを感じました.また Joseph M. Hellerstein 教授の Codd Innovations Award 受賞講演はビジュアル 的にインパクトの強いスライドが並んでいるので,動画が公開されたらぜひご確 認ください. 【新井の発表】 今回私が発表した論文"GuP: Fast Subgraph Matching by Guard-based Pruning" は私と同じく NTT の藤原,および阪大の鬼塚先生との共著です.DEIM 2018 で 「探索失敗履歴を用いた高速サブグラフマッチング」として基本的なアイデアを 発表してから紆余曲折あり時間がかかりましたが,無事今年 SIGMOD に採択され ました.サブグラフマッチングは大きなグラフの中でクエリグラフと同型な構造 を検索します.これはテキストデータにおける文字列検索と同じように極めて基 本的な問題で,グラフデータベースのクエリ処理や金融取引データを元にした不 正行為の検出など様々な場面で必要とされます.しかしサブグラフマッチングは NP 困難問題であり,最新の手法でも僅か 8 頂点のクエリグラフすら現実的な時 間内に処理できないことがあります.そこで私たちはより多様なクエリグラフを 安定して高速処理可能なアルゴリズムである GuP (Guard-based Pruning) を提 案しました.既存手法で少なくとも 1 時間以上を要するクエリグラフの多くを GuP は 1 分以内に処理できます.詳細は論文をどうぞご確認ください. 【おわりに】 私は海外では HPC 系の会議に参加することが多くデータベース系の国際会議は 今回が初めてでしたが,グラフをはじめ共通する研究テーマが多いので大変勉強 になりました.また,現地でたまたま話した方が私たちの提案手法 (Rabbit Order [Arai+ IPDPS'16]) を研究で使っていると伺い,モチベーションの面でも 大いにプラスでした.来年の SIGMOD はチリの首都であるサンティアゴで開催さ れます.ほとんど地球の裏側に位置しなかなか行く機会がない場所だと思います ので,チャンスのある方は参加してみてはいかがでしょうか. 著者紹介: 新井 淳也(日本電信電話株式会社) 2013 年に東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程を修了後,日本電信電話 株式会社に入社.社会人博士として 2019 年に大阪大学大学院情報科学研究科博 士後期課程を修了.博士(情報科学).効率的なグラフ処理アルゴリズムや並列 分散処理の研究,および GPU やイジングマシンを用いた計算機システムの開発 に従事.日本データベース学会,ACM 各会員. ----------------------------------------------------------------------- ■3■ ACL 2023 参加報告 佐々木 勇和(大阪大学) ACL 2023の参加報告を致します.ACLは言わずと知れた自然言語処理のトップ会 議になります.第61回目となるACL 2023は7月9日から14日にカナダ・トロントで 開催されました.非常に涼しく快適な気候でした.今回はメイン会議にて論文が 採択されたのでポスター発表をしてきました.私は自然言語処理に関する国際会 議に初参加したのですが,かなり盛り上がっていました. ACLにはおよそ4800件ほどの投稿があり,採択率はメイン会議で20%ほど, findings(メインでは採択できないけど惜しかった論文)で19%ほどでした.採択 論文の著者の国籍は圧倒的に中国とアメリカ2強で,中国で4000弱,アメリカで 2500程度であり,3位のイギリスでも250人程というデータでした.採択論文にお ける中国の影響力の大きさがわかる一方で,査読者数はアメリカの方が多く,ア ンバランス差を感じました. ACL 2023において最も人を集めたイベントは,Geoffrey Hintonのキーノート Two Paths to Intelligenceではないかと思います.これまでの研究の歴史に加 えて,デジタルな知能とバイオロジカルな知能の違いについての講演でした.歴 史に関しては,かなり皮肉が入った表現もあり,例えば,”I was given some helpful advice. Neural networks don’t work: They cannot learn anything complicated.”など,やはり多くの批判があったんだなという印象です.また, 世界初のニューラルネットの言語モデルは1985年という話もありました (I thinkの注釈付き). 研究のトラックとしては,対話,情報抽出,大規模言語モデル,自然言語処理の ための機械学習,自然言語処理応用の人気が高いとの報告でした.ACLの発表は ほとんどがポスター発表のみで,自分の発表時以外は自由に興味のある発表のみ を聞きに行くことができてよかったです.そろそろデータベースの会議もオーラ ル発表中心をポスター発表中心に移行しても良いのではないかなと感じました. 私はHolistic Prediction on a Time-Evolving Attributed Graphという論文が 採択されました.時系列的に変化するグラフの将来を予測するという問題をグラ フ深層学習を用いて解いたという論文です.既存の論文と異なる点は,新たな節 点の登場も含む全ての要素を予測するという点で,そのためにそれぞれの予測要 素(リンク予測や属性予測)間の相関関係をいかに捉えるのか,新たな属性付き 節点をいかに予測するのかというのが技術的な貢献点になります.興味がありま したら是非論文をお読みいただければと思います. 著者紹介: 佐々木 勇和(大阪大学) 大阪大学大学院情報科学研究科の助教.グラフデータ分析と管理,モバイル・時 空間データ分析と管理,情報処理技術の異分野適用に関する研究に従事していま す. ======================================================================== -- --- Takeshi Yamamuro
1 year, 3 months
1
0
0
0
DBSJ Newsletter Vol. 16, No. 4: PAKDD 2023,SIGMOD 2023,ACL 2023
by Takeshi Yamamuro
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ 日本データベース学会 Newsletter ┃ 2023年8月号 ( Vol. 16, No. 4 ) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 本号では PAKDD 2023,SIGMOD 2023,ACL 2023 の3件の国際会議の参加報告をご 寄稿いただきました.それぞれの会議の様子や招待講演の内容,ご自身が発表さ れた研究内容などについて紹介していただいております.ぜひご覧いただければ 幸いです. 本号ならびにDBSJ Newsletterに対するご意見あるいは次号以降に期待する内容 についてのご意見がございましたらnews-com[at]dbsj.orgまでお寄せください. DBSJ Newsletter 編集委員会 (担当編集委員 山室 健) ======================================================================== ---- 目次 ---- 1. PAKDD 2023 参加報告 董 于洋 (Yuyang Dong)(NEC データサイエンスラボラトリー) 2. SIGMOD 2023 参加報告 新井 淳也(日本電信電話株式会社) 3. ACL 2023 参加報告 佐々木 勇和(大阪大学) ======================================================================== ■1■ PAKDD 2023 参加報告 董 于洋 (Yuyang Dong)(NEC データサイエンスラボラトリー) PAKDD (The Pacific-Asia Conference on Knowledge Discovery and Data Mining) は知識発見とデータマイニングの分野の難関会議で、2023年5月25日 (木)から5月28日(日)にかけて大阪でグランフロント大阪というおしゃれな場所 に開催されました。発表者の5割、全体参加者の7割で合計200人弱が現場に集め ていました。今年の論文の採択率は16.5%(143/869)で例年よりやや厳しいと感じ まして、投稿数が多くカテゴリが Deep learning, Texts, webs and social media , Graphs and networksでした。今年のキーノートとチュートリアルにつ いて、一番印象深いのは東北大、東工大、NTTから行ったチュートリアルであり 、言語モデルの最新動向とChatGPTの能力の探索について丁寧に説明されました 。学会でのイベントも充実していますが、豪華な美味しい弁当をもらったり、空 中庭園展望台のチケットをもらったり、バンケットには歌舞伎の上演もあり、参 加者が楽しんでいました。 私は「QA-Matcher: Unsupervised Entity Matching Using A Question Answering Model」について発表しました。この研究は名寄せ(Entity matching) というデータセット間の中に同じエンティティを同定するという問題を、自然言 語処理分野の質疑応答問題に変換して、事前学習済みのQAモデルを活用すること で教師なしで解ける手法を提案しました。それの良い点は、(1)QAモデルが事前 学習する時に、エンティティと属性の関係の知識が含めた質疑応答データセット もあり、それが名寄せの問題解決に役に立つ。(2)既存のモデルをpromptで調整 するzero-shot方式のため、学習が必要なくてコストが低いです。さらに、この 研究を行った段階ではChatGPTなどのOpenなLLMが流行っていないですが、今から 見るとこの方式のQAモデルをLLMに変換すると、 (3) 大規模言語モデル(LLM)の instructionに従う能力とin context learning能力を使い、必要に応じて名寄せ のパラメータを調整することができるという良い点も出られると思います。私が 所属した部署は、こういた言語モデルをいろんな分野に活用することについて研 究開発はしていますが、さらに先日に、世界トップクラスの高性能な日本語の大 規模言語モデル(LLM)[1] もスクラッチから開発しました。最後に、来年の PAKDD24は Taipei, Taiwanで開催される予定です。 [1] NECの最先端技術 大規模言語モデル(LLM)を開発:
https://jpn.nec.com/rd/technologies/202308/index.html
著者紹介: 董 于洋 (Yuyang Dong)(NEC データサイエンスラボラトリー) 2019年筑波大学システム情報研究科博士課程修了。2019年よりNECデータサイエ ンス研究所に入社。2021年特別研究員となり、現在に至る。データ探索、データ 統合、LLM for DB/ DB for LLMなどについて研究に従事。2021年度上林奨励賞。 最近はNEC大規模言語モデルの研究開発にも従事。 ----------------------------------------------------------------------- ■2■ SIGMOD 2023 参加報告 新井 淳也(日本電信電話株式会社) 2023 年 6 月 18 日 〜 23 日にかけてシアトルで開催された ACM SIGMOD/PODS International Conference on Management of Data(以下,SIGMOD 2023)に参 加し,論文を発表してきたことについて報告させていただきます.なお 8 月 5 日(土)に ACM SIGMOD 日本支部の講演会でも参加報告を予定しており ますので,関心のある方はぜひご参加ください. 【開催形態】 SIGMOD はパンデミック以来オンラインまたはハイブリッド形式で開催されてき ましたが,今年は完全に in-person に戻りました.参加者は 970 名以上で,こ ちらもコロナ前の 2019 年と同じ水準でした.オンライン配信はありませんが, キーノートや受賞講演は ACM Digital Library (DL) で今後公開されることにな っています.また論文の著者は事前に発表の動画を提出しており,これは会議期 間中から ACM DL で観ることができました.この動画は著者が現地参加できなか った場合に発表の代わりとしても上映されます.特に中国の著者はビザの問題で 欠席が相次ぎ,6 件中 3 件が著者欠席となったセッションもありました.コロ ナの感染対策はまばらに消毒液などが置かれていた程度で,ほぼ全員ノーマスク で参加している様子からはパンデミックなどなかったかのような印象を受けまし た.また,SIGMOD では朝食と昼食が会議期間中ほとんどの日に用意されていま す.円安の中大変ありがたいことです. 【査読】 今回の research paper の採択率は 28.2%(186/660 件)でした.昨年は 29.4% (151/514 件)だったので,投稿と採択の両方が増え採択率は横ばいとなってい ます.投稿に関する最近の動きとして,SIGMOD は VLDB のようにジャーナルに 近いスタイルへ移行しようとしています.まず今年から論文は Proceedings of the ACM on Management of Data (PACMMOD) というジャーナルとして公開される ようになりました.これに伴い,査読の時点では従来通り 2 カラムのカンファ レンス形式で書いていた論文をカメラレディでは 1 カラムのジャーナル形式で レイアウトし直す必要がありました.さらに SIGMOD 2023 では 4,7,10 月に 締め切りを設ける 3 サイクルの投稿スケジュールが採用されました.2022 まで は 2 サイクル,2023 は 3 サイクルで,2024 は 4 サイクルとなっています. 昨年と今年に共通する傾向として投稿件数は後のサイクルの方が多く,採択率は 最初のサイクルが最も高くなっています.SIGMOD 2023 のそれぞれのサイクルの 採択率は 33.8%,25.7%,27.2% でした. 【プログラム】 私がグラフの研究をしているせいもありますが,今年はグラフに関するセッショ ンの多さが目を引きました.論文数でも全体の3割程度がグラフ関連です.キー ノートや受賞講演も興味深いものばかりで,特に SQL の設計者である Don Chamberlin 博士の "49 Years of Queries" は講演後にスタンディングオベ ーションとなり,データベース分野における影響力の大きさを感じました.また Joseph M. Hellerstein 教授の Codd Innovations Award 受賞講演はビジュアル 的にインパクトの強いスライドが並んでいるので,動画が公開されたらぜひご確 認ください. 【新井の発表】 今回私が発表した論文"GuP: Fast Subgraph Matching by Guard-based Pruning" は私と同じく NTT の藤原,および阪大の鬼塚先生との共著です.DEIM 2018 で 「探索失敗履歴を用いた高速サブグラフマッチング」として基本的なアイデアを 発表してから紆余曲折あり時間がかかりましたが,無事今年 SIGMOD に採択され ました.サブグラフマッチングは大きなグラフの中でクエリグラフと同型な構造 を検索します.これはテキストデータにおける文字列検索と同じように極めて基 本的な問題で,グラフデータベースのクエリ処理や金融取引データを元にした不 正行為の検出など様々な場面で必要とされます.しかしサブグラフマッチングは NP 困難問題であり,最新の手法でも僅か 8 頂点のクエリグラフすら現実的な時 間内に処理できないことがあります.そこで私たちはより多様なクエリグラフを 安定して高速処理可能なアルゴリズムである GuP (Guard-based Pruning) を提 案しました.既存手法で少なくとも 1 時間以上を要するクエリグラフの多くを GuP は 1 分以内に処理できます.詳細は論文をどうぞご確認ください. 【おわりに】 私は海外では HPC 系の会議に参加することが多くデータベース系の国際会議は 今回が初めてでしたが,グラフをはじめ共通する研究テーマが多いので大変勉強 になりました.また,現地でたまたま話した方が私たちの提案手法 (Rabbit Order [Arai+ IPDPS'16]) を研究で使っていると伺い,モチベーションの面でも 大いにプラスでした.来年の SIGMOD はチリの首都であるサンティアゴで開催さ れます.ほとんど地球の裏側に位置しなかなか行く機会がない場所だと思います ので,チャンスのある方は参加してみてはいかがでしょうか. 著者紹介: 新井 淳也(日本電信電話株式会社) 2013 年に東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程を修了後,日本電信電話 株式会社に入社.社会人博士として 2019 年に大阪大学大学院情報科学研究科博 士後期課程を修了.博士(情報科学).効率的なグラフ処理アルゴリズムや並列 分散処理の研究,および GPU やイジングマシンを用いた計算機システムの開発 に従事.日本データベース学会,ACM 各会員. ----------------------------------------------------------------------- ■3■ ACL 2023 参加報告 佐々木 勇和(大阪大学) ACL 2023の参加報告を致します.ACLは言わずと知れた自然言語処理のトップ会 議になります.第61回目となるACL 2023は7月9日から14日にカナダ・トロントで 開催されました.非常に涼しく快適な気候でした.今回はメイン会議にて論文が 採択されたのでポスター発表をしてきました.私は自然言語処理に関する国際会 議に初参加したのですが,かなり盛り上がっていました. ACLにはおよそ4800件ほどの投稿があり,採択率はメイン会議で20%ほど, findings(メインでは採択できないけど惜しかった論文)で19%ほどでした.採択 論文の著者の国籍は圧倒的に中国とアメリカ2強で,中国で4000弱,アメリカで 2500程度であり,3位のイギリスでも250人程というデータでした.採択論文にお ける中国の影響力の大きさがわかる一方で,査読者数はアメリカの方が多く,ア ンバランス差を感じました. ACL 2023において最も人を集めたイベントは,Geoffrey Hintonのキーノート Two Paths to Intelligenceではないかと思います.これまでの研究の歴史に加 えて,デジタルな知能とバイオロジカルな知能の違いについての講演でした.歴 史に関しては,かなり皮肉が入った表現もあり,例えば,”I was given some helpful advice. Neural networks don’t work: They cannot learn anything complicated.”など,やはり多くの批判があったんだなという印象です.また, 世界初のニューラルネットの言語モデルは1985年という話もありました (I thinkの注釈付き). 研究のトラックとしては,対話,情報抽出,大規模言語モデル,自然言語処理の ための機械学習,自然言語処理応用の人気が高いとの報告でした.ACLの発表は ほとんどがポスター発表のみで,自分の発表時以外は自由に興味のある発表のみ を聞きに行くことができてよかったです.そろそろデータベースの会議もオーラ ル発表中心をポスター発表中心に移行しても良いのではないかなと感じました. 私はHolistic Prediction on a Time-Evolving Attributed Graphという論文が 採択されました.時系列的に変化するグラフの将来を予測するという問題をグラ フ深層学習を用いて解いたという論文です.既存の論文と異なる点は,新たな節 点の登場も含む全ての要素を予測するという点で,そのためにそれぞれの予測要 素(リンク予測や属性予測)間の相関関係をいかに捉えるのか,新たな属性付き 節点をいかに予測するのかというのが技術的な貢献点になります.興味がありま したら是非論文をお読みいただければと思います. 著者紹介: 佐々木 勇和(大阪大学) 大阪大学大学院情報科学研究科の助教.グラフデータ分析と管理,モバイル・時 空間データ分析と管理,情報処理技術の異分野適用に関する研究に従事していま す. ========================================================================
1 year, 3 months
1
0
0
0
CFP : 情報処理学会論文誌データベース(TOD101)
by Miyamori, Hisashi
日本データベース学会のみなさま 京都産業大学の宮森と申します. 情報処理学会のトランザクション「情報処理学会論文誌 データベース (TOD)」 (TOD101)の論文募集をご案内いたします.情報処理学会論文誌 データベース (TOD)は情報処理学会データベースシステム研究会(DBS研),情報基礎とアクセ ス技術研究会(IFAT研)ならびに電子情報通信学会データ工学研究専門委員会 (DE研)による合同編集体制をとっており,それらの分野の研究論文を幅広く対 象としています. またご存知の通り,TOD72よりテクニカルノートが導入されております. テクニカルノートでは,萌芽的なアイデア論文や研究進行途中での速報論文を 期待しており,関連研究との比較実験や定量評価は,一般論文より重視されま せん. ■TOD101のスケジュール 募集開始 : 2023年 9月 1日 アブストラクト登録 : 2023年 9月10日 論文投稿 : 2023年 9月20日 結果通知(一回目) : 2023年11月 5日 改訂論文投稿 : 2023年12月 5日 結果通知(二回目) : 2024年 1月 7日 カメラレディ : 2024年 1月下旬 出版 : 2024年 4月上旬 ■対象とする分野 TODは情報の本質や特徴,利用の効果といった基礎的な分野と,情報のデータ 化や蓄積およびアクセス方法,各種応用システムの構築といった処理技術に関 する分野の論文を専門に扱う論文誌です.上記分野に興味をお持ちの会員の皆 様に対して,最新の研究論文やサーベイ論文をまとまった形でお届けします. この論文誌は時代に即した新しい価値を創造し,研究会の活性化に資すること を目的に,1999年2月の創刊以来,研究会活動の一環として質の高い論文を集 録して継続的に発行しています.特に, ・データベース,情報検索,情報コンテンツに関する基礎,情報形成・処理・ 利用の方法を中心とする論文誌の実現 ・研究発表会などの研究会活動と連動し,研究会活動の活性化を目的とした, 会員ニーズ/社会動向に機動的に対応する論文誌の実現 ・サーベイ論文,事例・実践論文,作品・デザイン論文,テクニカルノートな どの掲載を通じた,論文誌としての新しい価値の創出 を狙いとしています. 主なテーマは次のとおりです. ●情報の表現,分類,利用 情報の生成・発見,表現・識別,分類・組織化,機械学習とデータマイニング, 流通および利用の効果など. ●モデリング・言語 データモデル,データベース設計,データベース言語,構造化文書用言語など. ●情報システム技術 データベース管理システム,動画像検索,コンテンツ流通・管理,Webとデータ ベース統合,検索エンジンなど. ●高度応用 地理情報システム,空間データベース,電子図書館,科学データベース,ビジ ネス情報マネジメント,食とレシピの情報処理など. 【「テクニカルノート」について】 TODでは2016年度より論文種別「テクニカルノート」を新設しました.アブス トラクト登録時に投稿形態として「一般論文」もしくは「テクニカルノート」 を選択することが可能です.「テクニカルノート」は,標準4ページ,条件付 き採録無しと,査読基準・方法・フォーマット等が従来の論文と異なっており ますのでご注意ください. ■テクニカルノート査読基準■ 研究論文,事例・実践論文,作品・デザイン論文は,テクニカルノート(標準 ページ数は4ページ)として投稿することができます.テクニカルノートでは 「条件付き採録」はなく、一度で採否が決まります(ただし,軽微な修正で採 録が可能な場合,照会後に判定を行うことがあります).萌芽的なアイデア論 文や研究進行途中での速報論文を期待しており,関連研究との比較実験や定量 評価は,一般論文より重視されません. 詳しくは,以下のURLをご参照下さい. 情報処理学会論文誌データベース
https://ipsj-tod.org/
多数のご投稿をお待ち申し上げております. 宮森 恒(TOD副編集委員長) -- Hisashi Miyamori <miya(a)cc.kyoto-su.ac.jp>
1 year, 3 months
1
0
0
0
[参加募集/論文募集] 第9回プライバシワークショップ (PWS2023)
by Tsubasa Takahashi
日本データベース学会の皆さま LINEの高橋と申します。お世話になっております。 第9回プライバシーワークショップ (PWS2023) のご案内です。 10月30日〜11月02日に開催されるプライバシーワークショップ2023(PWS2023)では データの効果的な活用とプライバシー保護を両立させる技術に関する発表論文を 幅広く募集しております。 発表申込締切は来週の8/2(水)、最終原稿締切は8/23(水)です。 皆様のご投稿をお待ちしております。 ========================================================== 第9回プライバシワークショップ (PWS2023) Call for Papers ■開催概要 開催日:2023年10月30日 (月) ~ 11月02日 (木)
ホームページ:https://www.iwsec.org/pws/2023/
会場:アクロス福岡(ハイブリッド開催) ■開催趣旨 プライバシワークショップ2023 (PWS2023) は、2023年10月30日から 11月02日までの4日間、情報処理学会コンピュータセキュリティ研究会 主催の「コンピュータセキュリティシンポジウム2023 (CSS2023)」と 合同開催されます。 プライバシー保護技術の研究開発を進める学術機関とデータ活用の現場で 活躍する技術者・専門家との間での議論や交流を活発にし、日本における プライバシー保護技術の研究開発を活性化していくことを目的に年に一度 開催しており、主にデータ活用を円滑にするためのプライバシー保護技術に 焦点を当てた企画およびセッションから構成されます。 PWS2023では、以下のテーマをはじめ、データの効果的な活用とプライバシー 保護を両立させる技術に関する発表論文を幅広く募集いたします。 - 位置情報/移動情報のプライバシ保護 - 医療情報/ゲノム情報のプライバシ保護 - 医療とプライバシ - 監視とプライバシ - 機械学習/深層学習とプライバシ - クラウドとプライバシ - 経済学/法学/心理学におけるプライバシ - 個人情報保護 - 差分プライバシ - 実世界のシステムとプライバシ - ソーシャルネットワークとプライバシ - データベースとプライバシ - 統計とプライバシ - 匿名化および攻撃 - 匿名性の定義と定量化 - 匿名通信および攻撃 - フォレンジックとプライバシ - プライバシ技術の人的要因、ユーザビリティ、ユーザ中心設計 - プライバシ強化システム - プライバシ強化のための暗号技術・プロトコル - プライバシのためのポリシ言語とツール - プライバシの定義と定量化 - プライバシ保護データマイニング - ブロックチェーンとプライバシ - プロファイリングとプライバシ - IoTとプライバシ - Webとプライバシ PWS2023への論文投稿受付は、CSS2023への論文投稿受付と共通となって おります。 奮ってご応募ください。 ■重要日程 論文発表申込締切(アブストラクト) 2023年8月02日(水) 最終原稿締切(カメラレディ) 2023年8月23日(水) 17:00 ■発表申込方法 CSS2023の論文募集ページ (
https://www.iwsec.org/css/2023/cfp.html
) を ご覧の上、CSS2023ホームページからお申込ください。
https://www.iwsec.org/css/2023/
--- Tsubasa Takahashi LINE Corp. Data Science Center tsubasa.takahashi(a)linecorp.com
1 year, 4 months
1
0
0
0
【8/5(土) 13:00~】 第46回先端的データベースとWeb技術動向講演会(ACM SIGMOD 日本支部第83回支部大会)【参加募集】
by Masato Oguchi
日本データベース学会の皆様 お茶大の小口です。 8月5日(土)13時より 第46回先端的データベースとWeb技術動向講演会 (ACM SIGMOD 日本支部第83回支部大会) が開催されます。
http://www.sigmodj.org/conf/detail.php?conf_no=83
Zoomによるオンライン講演会となります。 今回はデータベース分野のトップ会議ACM SIGMOD 2023の 国際会議報告を、現地で参加・発表されたNTTの新井様に ご報告頂く予定です。 参加費は無料です。 上記ページに「参加申し込み」リンクがありますので、そちらから お申込み頂ければZoomのリンクをお送り致します。 ご参加頂ければ幸いです。 どうぞよろしくお願い致します。 ====================================================================== 第46回先端的データベースとWeb技術動向講演会 (ACM SIGMOD日本支部第83回支部大会) 「SIGMOD 2023国際会議報告」 日時:2022年8月5日(土)18:00〜19:50 会場:オンライン(Zoom) 参加費:無料 主催:ACM SIGMOD 日本支部,日本データベース学会 URL:
http://www.sigmodj.org/conf/detail.php?conf_no=80
====================================================================== 13:00-13:05 開会挨拶 13:05-14:05 SIGMOD2023国際会議報告(1) 講演者:新井 淳也 所属:NTT 14:05-14:15 休憩 14:15-15:15 SIGMOD2023国際会議報告(2) 講演者:新井 淳也 所属:NTT 15:15-15:20 閉会 ====================================================================== =============================================== Masato OGUCHI, Dr.Eng. Department of Information Sciences Ochanomizu University
https://www.is.ocha.ac.jp/~oguchi/
https://www.is.ocha.ac.jp/~oguchi_lab/
http://ogl.is.ocha.ac.jp/
oguchi(a)is.ocha.ac.jp
1 year, 4 months
1
0
0
0
【教員公募】熊本大学(助教1名)
by Masayoshi Aritsugi
日本データベース学会の皆様: 熊本大学の有次正義と申します. 熊本大学大学院先端科学研究部で、以下の教員公募(助教1名) を行っております。ご検討あるいはお心当たりの方にお勧めい ただけましたら幸いです。(応募締切は9月29日です。) 【熊本大学教員公募情報】
https://www.kumamoto-u.ac.jp/daigakujouhou/saiyou
[No.1043] ●助教(大学院先端科学研究部(工学系))1名 <所 属>情報・エネルギー部門 <分 野>情報工学及びそれらの関連分野 <採用予定>令和6年4月1日(応相談) <応募締切>令和5年9月29日(金)必着 <詳細(PDF)>
https://www.kumamoto-u.ac.jp/daigakujouhou/saiyou/index_file/koubo1043.pdf
--------------------------------------------------------------------- -- 有次 正義(ありつぎ まさよし)
1 year, 4 months
1
0
0
0
← Newer
1
...
32
33
34
35
36
37
38
...
55
Older →
Jump to page:
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
Results per page:
10
25
50
100
200