日本データベース学会の皆様、
会長の横田でございます。
下記の、10月24日(月)13:00からの DBSJセミナー(無料)の、
「医療・ヘルスケアデータを扱う情報系研究の活性化に向けた倫理や法的課題
と展望」
と題したパネルディスカッションのモデレータをさせて頂きます。
言うまでもなく、高齢化が進み、健康指向が高まる中、医療・ヘルスケアデー
タを扱う情報系研究は、今後益々その重要性を増すことは確実だと思います。
また、医療が電子化され、その環境も整って来ていると思われます。関連する
様々な分野で研究が行われつつありますが、海外の状況と比較すると、我が国
の当該研究をさらに活性化する必要があると感じているところです。
今回のDBSJセミナーでは、講師をお引き受け頂きました、板倉陽一郎先生、岸
本充生先生、上條憲一様から、関連する、個人情報保護、倫理的・法的・社会
的課題への取り組み、実際の医用画像解析のご経験等に関して大変興味深いご
講演を頂けることになっております。それらのご講演の内容を受けて、さらに
当該分野の研究を活性化するにはどのようなことが重要となるか、その展望と
ともに議論できると、日本データベース学会の会員の皆様のお役に立てること
があるのではないかと思います。
もちろんフロアの皆様からのご意見やご質問も歓迎致します。
是非多数の皆様のご参加下さいますよう、お待ちしております。
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横田 治夫 〒152-8552 東京都目黒区大岡山 2-12-1
東京工業大学 情報理工学院
http://yokota-www.cs.titech.ac.jp/~yokota/index-jp.html
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At Mon, 17 Oct 2022 11:49:57 +0900
[<CAHWcMvPZOSBBhw5Nw_fxJxUGnrqBuTQmE6TRO87EFYS3TyTouw(a)mail.gmail.com>]
Shingo Otsuka <otsuka(a)ic.kanagawa-it.ac.jp> wrote:
日本データベース学会の皆様
神奈川工科大学の大塚です。
パネルディスカッションの内容に誤りがございました。
正しくは、
【医療・ヘルスケアデータを扱う情報系研究の活性化に向けた倫理や法的課題と展望について議論いたします。】
です。
みなさまのご参加をお待ちしています!
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2022年度第1回DBSJセミナーを【2022年10月24日(月)午後】に開催いたします。(オンライン開催)
【来週月曜日の開催となります。ご参加お待ちしています!】
今回のテーマは「情報系研究者のための医学系研究における倫理や法的課題について」です。
今年度の第1回目のセミナーでは、医学系の研究を行う際の手続きや注意点に関連した内容となります。
ビッグデータ処理技術やAI技術の発展に伴って、データ指向の研究が様々な分野に広がっています。医学系の分野においても
データ指向型の研究開発が進められていますが、医学系の研究においては様々なガイドラインや倫理審査などを経なければな
りません。そこで、本セミナーでは情報学分野の研究者が医学系研究を行うにあたり、注意すべきポイントや処理について法的
な課題のみならず学術研究や企業でのシステム開発における講演いただくと共に、実践的な課題と対応などについてパネルにて
議論を行います。
-- 講演詳細はこちら
https://dbsj.org/events/event_info/dbsj_seminar_2022_1/ --
参加費:無料
参加申込先:https://dbsjseminar.connpass.com/event/262240/
■プログラム(13:00~)
13:00 - 13:05 (5分) 開会挨拶 (木俵 豊 特命副会長)
13:05 – 14:05 (60分) 【講演1】:「学術研究」「生命科学・医学系研究」「観察研究」の趣旨を踏まえた個人情報保護法上のスキーム構築
ひかり総合法律事務所 パートナー弁護士 板倉 陽一郎 氏
概要:
個人情報保護法の2020年・2021年改正及びその後の関連規範の改正により,①国立大学法人等の規律移行法人における個人情報の取扱いは
民間事業者と概ね同様となり,②学術研究に関する例外が精緻化された。これに伴い,学術研究に関しても原則として個人情報保護法が適
用されることとなり,個人情報保護法と医学系倫理指針が重畳的に適用される場面が増加している。また,公衆衛生例外に関する解釈の変
更ないし明文化により,一定の観察研究については学術研究例外ではなく公衆衛生例外での取り扱いが許される場面が想定されるようにな
った。これらの適用場面は複雑に入り組んでおり,特に,突如,民間事業者の規定への対応を迫られた規律移行法人にとってはスキーム構
築は至難である。本講演では,「学術研究」「生命科学・医学系研究」「観察研究」という各概念の趣旨を踏まえた個人情報保護法上のス
キーム構築についての取っ掛かりを呈示する。
休憩 5分
14:10 – 14:55 (45分) 【講演2】:パーソナルデータ利活用のための研究開発から社会実装までの倫理的・法的・社会的課題(ELSI)への取り組み
大阪大学 社会技術共創研究センター(ELSIセンター)センター長 岸本 充生 氏
概要:
AIの社会実装など、パーソナルデータを収集・分析・利用する際、研究開始前から社会実装後まで、そのライフサイクル全体において、
倫理的・法的・社会的課題(ELSI)を早期に見出し、事前に対応するための様々な取り組みについて、ELSIセンターにおける概念的な
整理から、企業との共同研究での具体的な活動まで幅広く紹介する。
14:55 – 15:40 (45分) 【講演3】:医療AIの研究開発に向けた医学系データの取扱いについて-内視鏡画像解析AIを事例として-
NEC デジタルヘルスケア事業開発統括部 上席ヘルスケア技術主幹 上條 憲一 氏
概要:
デジタルヘルスケアにおいて、AIを用いることにより健康維持や診断支援などに向けて、新たな価値をユーザや医師に提供できるように
なってきた。我々は、大腸内視鏡検査における病変見逃しを抑制するための画像診断支援AIなどの研究開発を医療機関と共同で行っている。
このような医学系データを用いた医療AIの研究開発では大量のデータやアノテーション(ラベル)が必要となるが、関連する法律やガイド
ライン、指針等を遵守した上でこれらのデータを収集し利用しなければならない。内視鏡画像解析AIを事例として医学系データの取扱いや
利用手続きについて解説し、このようなデータを扱う上での課題について述べる。
休憩 10分
15:50 – 16:50 (60分) 【パネルディスカッション】
モデレータ:東京工業大学 横田 治夫 会長
パネリスト:ご講演者の皆様
講演をふまえて、医療・ヘルスケアデータを扱う情報系研究の活性化に向けた倫理や法的課題と展望について議論する。
16:50 - 16:55 (5分) 閉会挨拶 (横田 治夫 会長)
皆様のご参加を心よりお待ちしております!