日本データベース学会のみなさま
筑波大学の天笠です.お世話になっております.
JST CREST 「検証可能なデータエコシステム」では,DASFAA2024
国際会議に合わせて第1回シンポジウムを開催します.興味のある
方はぜひご参加ください.よろしくお願いいたします.
天笠俊之
----------------------------------------------------------------------
JST CREST 「検証可能なデータエコシステム」第1回シンポジウム
日時:2024年7月2日(火)13:00-17:50
場所:長良川国際会議場
参加費:無料
参加登録:
https://forms.gle/RGQpa9t4nPzMf38T7
【概要】
Society5.0では,ビッグデータ・AI分析による問題解決が重要な役割を果た
します.その一方で,増え続けるデータとそれを処理するプログラム・機械学
習モデルは常に信頼できるとは限らず,様々な不均質性を含む多様なデータを
活用した信頼度向上,さらには,不具合・不正の原因特定およびその説明と,
不具合・不正なデータを取り除いた上でのデータ修復が求められます.
JST CREST S5基盤ソフト領域「検証可能なデータエコシステム」では,
Society5.0の情報基盤に求められる,検証可能なデータエコシステムに関する
研究開発および実証実験に取り組んでいます.本シンポジウムでは,データ
ベース分野の国際会議 DASFAA2024
https://www.dasfaa2024.org/ の会場をお
借りして,プロジェクトの概要と取り組みを紹介するとともに,Society5.0時
代の信頼できる情報システムについて意見交換を行います.
【プログラム】
13:00-13:20 開会のあいさつ・プロジェクト紹介
天笠俊之(筑波大学計算科学研究センター 教授・研究代表者)
13:20-14:20 基調講演「Visual Graph Search: Opportunities and Challenges」
Prof. Sourav S. Bhowmick (NTU, Singapore)
Abstract:
The data management community has proposed several graph query
languages for declarative formulation of graph queries. However,
can users really use these languages? Are these languages
wide-spread in the real world? In this talk, we argue that
majority of end users in the real world are reluctant to formulate
graph queries using these languages. Instead, it is significantly
more appealing for them to construct queries using visual query
interfaces (a.k.a gui). Specifically, we first discuss the need
for visual graph querying paradigm. Second, we present novel
opportunities and challenges in processing graph queries in a
visual environment. In this context, we present a novel framework
called Boomer that enables us to formulate a novel class of graph
queries visually and process them iteratively by leveraging the
latency of a gui during query formulation.
14:20-14:30 休憩
14:30-16:00 取り組み紹介(1) - システムアーキテクチャの検討・開発
1. 検証可能なデータエコシステムのためのメタデータ管理およびスマート農業実証
天笠G(筑波大学)
2. データエコシステムの高機能ストレージシステムの実現
宮崎G(東京工業大学)
3. 分散ストレージ上の高性能データ検証
小口G(お茶の水女子大学)
16:00-16:10 休憩
16:10-17:40 取り組み紹介(2) - 理論的基盤の構築と基礎技術の開発
4. 統合データモデルおよび検証処理の実現技術の開発
石川G(名古屋大学)
5. トランザクション履歴の修正・再実行によるデータベース修復・シミュレーションの実現
鬼塚G(大阪大学)
6. ヒューマンインザループによる開世界データ信頼性向上技術
森嶋G(筑波大学)
17:40-17:50 クロージング
研究代表者 天笠俊之(筑波大学)
主たる共同研究者 石川佳治(名古屋大学)
小口正人(お茶の水女子大学),鬼塚真(大阪大学)
宮崎純(東京工業大学),森嶋厚行(筑波大学)