第32回愛媛大学DS研究セミナー(3/27開催)
愛媛大学データサイエンスセンター(CDSE)
愛媛大学データサイエンスセンター(CDSE)は、AI・統計解析・機械学習等の広義でのデータサイエンスと接点のある研究者、実務家、教育者を学内外から招聘し、講演していただく愛媛大学データサイエンス研究セミナー(愛媛大学DS研究セミナー)を開催していきます。
この度、下記の要領で第32回愛媛大学DS研究セミナーを開催いたします。
今回は、JST CREST 2024年度採択課題「1細胞データ科学を介した融合数理の革新」(代表:井元佑介)の共催となっております。
参加を希望する方は下記にあります登録フォームよりお申し込みください。皆様のご参加をお待ち申し上げます。
【日 時】2025年3月27日(木) 16:30~18:00
【開催場所】オンライン開催(Zoom(先着300名)・YouTube同時配信)
【講演者】前原 一満 氏(九州大学 助教)
【題 目】高次元ベクトル場再構成による生命ダイナミクス解明の試み
【概 要】
単一細胞オミクス解析技術により、組織を構成する個々の細胞のタイプや異なる細胞グループ間の遺伝子発現の差異など、細胞状態の静的なコレクションを網羅できるようになった。さらに、それら状態間の遷移や、変化のきっかけを与えるタイミングや分子を特定することで、生命の本質であるダイナミクス(細胞状態の時間発展)を明らかにしようという動的オミクスデータ解析の機運が高まっている。我々は、RNA
velocityで得られる遺伝子発現ダイナミクスの時間微分情報サンプルから、解析対象である未知ダイナミクスの動的情報(細胞状態の時間発展や安定性)を再構成するデータ解析手法ddHodgeを開発した。ddHodgeは、ベクトル場を勾配・回転・調和の3つ基本構成要素で説明するホッジ分解を指導原理とする。ホッジ分解のアイデアは、これら3成分をデータから復元する逆問題に理論的基礎を与えるだけでなく、局所的に再構成した低次元のダイナミクスを適切に張り合わせる接続ラプラシアンの設計まで、幅広い応用の可能性を持っている。本セミナーでは、ホッジ分解を応用した生命ダイナミクス再構築法と適用事例を紹介し、他分野への応用可能性についても議論したい。
【参加登録】事前申込制としています。
参加を希望する方は下記URLよりお申し込みください。
【登録締切】2025年3月25日(火) 12:00
※定員先着300名となっております。
同時にYouTube配信も行っております。
締め切り後に、先着300名様にはZoom参加用URLとYouTubeのURLを、301名様以降にはYouTubeのURLをメールでお送りします。メールが届かない場合は下記問い合わせ先までご連絡ください。
参加登録
https://forms.gle/ENAxJor5vmuqGcT89
ご登録いただいた内容は、このセミナーに係る諸連絡のみに使用し、本人の同意なしに第三者に開示・提供、使用はいたしません。
問い合わせ先:
CDSE事務(石川由美・越智愛) cdse(a)stu.ehime-u.ac.jp
愛媛大学データサイエンスセンターHP
https://www.cdse.ehime-u.ac.jp/
第32回愛媛大学DS研究セミナー案内
https://www.cdse.ehime-u.ac.jp/DS_Seminar/DS_Seminar32_20250327.pdf