dbjapanの皆様
JAXA宇宙科学研究所の海老沢です.
「宇宙科学情報解析論文誌」 第14号の投稿論文を募集いたします.
近年,宇宙科学においては,衛星・探査機や搭載観測装置の高機能化によって,多様な科学観測データや衛星・探査機システムの
情報を取得できるようになりました.こうした科学観測データや衛星・探査機システムの情報から効率よく科学的成果の創出,
工学的知見の獲得,等をする為には,ユーザによる高度なデータ処理・解析を容易にする,従来以上に利便性の高い
データ・サービスの実現が求められています.また,オープンサイエンス化の流れに対応する必要性,科学観測データの
科学研究目的以外の利用促進,技術情報の保護など,宇宙科学分野においてもデータにまつわる課題はますます増えています.
このような状況を鑑み,宇宙科学情報解析論文誌(Journal of Space Science Informatics Japan)では,
広い意味で宇宙科学に関連するデータについて,データ処理・解析・利用の手法や,様々なデータ・サービス技術や
それを応用したシステムの構築,システム運用技術,衛星・探査機運用への応用等,宇宙科学と情報科学・情報工学等に
またがる学際的な研究開発をトピックとした研究論文を広く募集します.
本論文誌では,学術的な新規性や独創性がある研究論文に留まらず,使用する技術が既存技術の組み合わせに過ぎないもので
あっても,報告内容に独創性がある論文や,データ・サービスの開発記録として広く共有する価値の高い情報を含む論文等,
宇宙科学データにまつわる諸課題の解決に向けた知見を集約することを目指します.
これによって当論文誌は,こうした研究開発に携わる研究者・技術者の情報交換を促進すると共に,
宇宙科学情報解析に関する研究開発の学問的な体系化と発展に貢献します.
第14号の投稿締め切りは,2024年8月31日(金)17:30 JSTです.
上記募集締切を過ぎて投稿された原稿は,第15号(次年度発行予定)論文誌に対する投稿として受け付けます。
論文は、査読付きの「宇宙科学情報解析論文誌」第14号として,
JAXAの研究開発報告(Research and development Report; RR)の形態で本年度内に出版されます.
「JAXAリポジトリ」からオンラインで参照可能になり,論文ごとにURIとDOIが付与され、無料でPDFがダウンロード
できるようにないます.なお,投稿料は無料です.
投稿方法の詳細や過去の論文誌へのリンクなど,詳細は
https://www.isas.jaxa.jp/home/ssij/journal/vol14/
をご覧ください.質問等ございましたら,世話人連絡用アドレス,plainsympo AT c-soda.isas.jaxa.jp (ATを @に変更)まで
お問い合わせください.
多くの皆様からの投稿をお待ちしています。よろしくお願いします。
宇宙科学情報解析論文誌 世話人一同
松崎 恵一, 高木 亮治, 三浦 昭, 山本 幸生,
篠原 育, 海老沢 研
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Ken EBISAWA (ISAS/JAXA)