日本データベース学会の皆様
岡山大学の太田と申します。
情報処理学会のトランザクション「情報処理学会論文誌 データベース (TOD)」(TOD108)の
論文募集をご案内いたします。
情報処理学会論文誌 データベース(TOD)は情報処理学会データベースシステム研究会(DBS研)、
情報基礎とアクセス技術研究会(IFAT研)ならびに電子情報通信学会データ工学研究専門委員会
(DE研)による合同編集体制をとっており、それらの分野の研究論文を幅広く対象としています。
またご存知の通り、TOD72よりテクニカルノートが導入されております。
テクニカルノートでは、萌芽的なアイデア論文や研究進行途中での速報論文を期待しており、
関連研究との比較実験や定量評価は、一般論文より重視されません。
■TOD108のスケジュール
募集開始 : 2025年 6月 1日
アブストラクト登録 : 2025年 6月10日
論文投稿 : 2025年 6月20日
結果通知(一回目) : 2025年 8月 9日
改訂論文投稿 : 2025年 9月 9日
結果通知(二回目) : 2025年10月 7日
カメラレディ : 2025年10月下旬
出版 : 2026年 1月上旬
■対象とする分野
TOD は情報の本質や特徴、利用の効果といった基礎的な分野と、情報のデータ化や蓄積およびアクセス方法、
各種応用システムの構築といった処理技術に関する分野の論文を専門に扱う論文誌です。
上記分野に興味をお持ちの会員の皆様に対して、最新の研究論文やサーベイ論文をまとまった形でお届けします。
この論文誌は時代に即した新しい価値を創造し、研究会の活性化に資することを目的に、1999年2月の創刊以来、
研究会活動の一環として質の高い論文を集録して継続的に発行しています。特に、
・データベース、情報検索、情報コンテンツに関する基礎、情報形成・処理・利用の方法を中心とする論文誌の実現
・研究発表会などの研究会活動と連動し、研究会活動の活性化を目的とした、会員ニーズ/社会動向に機動的に
対応する論文誌の実現
・サーベイ論文、事例・実践論文、作品・デザイン論文、テクニカルノートなどの掲載を通じた、論文誌としての新しい
価値の創出
を狙いとしています。
主なテーマは次のとおりです。
●情報の表現、分類、利用
情報の生成・発見、表現・セマンティクス、分類・組織化、機械学習とデータマイニング、データプライバシと安全性、
偽情報、流通および利用の効果など。
●モデリング・言語、アーキテクチャ
データモデル、データベース設計、データベース言語、構造化文書、グラフデータ、データベースアーキテクチャなど。
●情報システム技術
データベース管理システム、動画像検索、コンテンツ流通・管理、Webとデータベース統合、検索エンジン、
知識やデータ管理における人工知能技術など。
●高度応用
地理情報システム、時空間データベース、電子図書館、クラウドソーシング、科学・医療データベース、
ビジネス情報管理、食とレシピ、ユーザインタフェース・可視化など。
【「テクニカルノート」について】
TODでは2016年度より論文種別「テクニカルノート」を新設しました。アブストラクト登録時に投稿形態として
「一般論文」もしくは「テクニカルノート」を選択することが可能です。「テクニカルノート」は、標準4ページ、条件付
き採録無しと、査読基準・方法・フォーマット等が従来の論文と異なっておりますのでご注意ください。
■テクニカルノート査読基準■
研究論文、事例・実践論文、作品・デザイン論文は、テクニカルノート(標準ページ数は4ページ)として投稿する
ことができます。テクニカルノートでは「条件付き採録」はなく、一度で採否が決まります(ただし軽微な修正で
採録が可能な場合、照会後に判定を行うことがあります)。萌芽的なアイデア論文や研究進行途中での
速報論文を期待しており、関連研究との比較実験や定量評価は、一般論文より重視されません。
詳しくは,以下のURLをご参照下さい.
情報処理学会論文誌データベース
https://ipsj-tod.org/
多数のご投稿をお待ち申し上げております。
太田 学(TOD副編集委員長)