日本データベース学会の皆様
神奈川工科大学の大塚です。
2022年度第1回DBSJセミナーを【2022年10月24日(月)午後】に開催いたします。(オンライン開催)
今回のテーマは「情報系研究者のための医学系研究における倫理や法的課題について」です。
今年度の第1回目のセミナーでは、医学系の研究を行う際の手続きや注意点に関連した内容となります。
ビッグデータ処理技術やAI技術の発展に伴って、データ指向の研究が様々な分野に広がっています。医学系の分野においても
データ指向型の研究開発が進められていますが、医学系の研究においては様々なガイドラインや倫理審査などを経なければな
りません。そこで、本セミナーでは情報学分野の研究者が医学系研究を行うにあたり、注意すべきポイントや処理について法的
な課題のみならず学術研究や企業でのシステム開発における講演いただくと共に、実践的な課題と対応などについてパネルにて
議論を行います。
-- 講演詳細はこちら
https://dbsj.org/events/event_info/dbsj_seminar_2022_1/ --
参加費:無料
参加申込先:https://dbsjseminar.connpass.com/event/262240/
■プログラム(13:00~)
13:00 - 13:05 (5分) 開会挨拶 (木俵 豊 特命副会長)
13:05 – 14:05 (60分) 【講演1】講演タイトル:TBD
ひかり総合法律事務所 パートナー弁護士 板倉 陽一郎 氏
概要:
TBD
休憩 5分
14:10 – 14:55 (45分) 【講演2】:パーソナルデータ利活用のための研究開発から社会実装までの倫理的・法的・社会的課題(ELSI)への取り組み
大阪大学 社会技術共創研究センター(ELSIセンター)センター長 岸本 充生 氏
概要:
AIの社会実装など、パーソナルデータを収集・分析・利用する際、研究開始前から社会実装後まで、そのライフサイクル全体において、
倫理的・法的・社会的課題(ELSI)を早期に見出し、事前に対応するための様々な取り組みについて、ELSIセンターにおける概念的な
整理から、企業との共同研究での具体的な活動まで幅広く紹介する。
14:55 – 15:40 (45分) 【講演3】:医療AIの研究開発に向けた医学系データの取扱いについて-内視鏡画像解析AIを事例として-
NEC デジタルヘルスケア事業開発統括部 上席ヘルスケア技術主幹 上條 憲一 氏
概要:
デジタルヘルスケアにおいて、AIを用いることにより健康維持や診断支援などに向けて、新たな価値をユーザや医師に提供できるように
なってきた。我々は、大腸内視鏡検査における病変見逃しを抑制するための画像診断支援AIなどの研究開発を医療機関と共同で行っている。
このような医学系データを用いた医療AIの研究開発では大量のデータやアノテーション(ラベル)が必要となるが、関連する法律やガイド
ライン、指針等を遵守した上でこれらのデータを収集し利用しなければならない。内視鏡画像解析AIを事例として医学系データの取扱いや
利用手続きについて解説し、このようなデータを扱う上での課題について述べる。
休憩 10分
15:50 – 16:50 (60分) 【パネルディスカッション】
モデレータ:東京工業大学 横田 治夫 会長
パネリスト:ご講演者の皆様
講演をふまえて、情報系研究者のための医学系研究における倫理や法的課題について議論する。
16:50 - 16:55 (5分) 閉会挨拶 (横田 治夫 会長)
皆様のご参加を心よりお待ちしております!