日本データベース学会のみなさま
京都産業大学の宮森と申します.
情報処理学会のトランザクション「情報処理学会論文誌 データベース (TOD)」
(TOD105)の論文募集をご案内いたします.情報処理学会論文誌 データベース
(TOD)は情報処理学会データベースシステム研究会(DBS研),情報基礎とアクセ
ス技術研究会(IFAT研)ならびに電子情報通信学会データ工学研究専門委員会
(DE研)による合同編集体制をとっており,それらの分野の研究論文を幅広く対
象としています.
またご存知の通り,TOD72よりテクニカルノートが導入されております.
テクニカルノートでは,萌芽的なアイデア論文や研究進行途中での速報論文を
期待しており,関連研究との比較実験や定量評価は,一般論文より重視されま
せん.
■TOD105のスケジュール
募集開始 : 2024年 9月 1日
アブストラクト登録 : 2024年 9月10日
論文投稿 : 2024年 9月20日
結果通知(一回目) : 2024年11月 5日
改訂論文投稿 : 2024年12月 5日
結果通知(二回目) : 2025年 1月 7日
カメラレディ : 2025年 1月上旬
出版 : 2025年 4月上旬
■対象とする分野
TODは情報の本質や特徴,利用の効果といった基礎的な分野と,情報のデータ
化や蓄積およびアクセス方法,各種応用システムの構築といった処理技術に関
する分野の論文を専門に扱う論文誌です.上記分野に興味をお持ちの会員の皆
様に対して,最新の研究論文やサーベイ論文をまとまった形でお届けします.
この論文誌は時代に即した新しい価値を創造し,研究会の活性化に資すること
を目的に,1999年2月の創刊以来,研究会活動の一環として質の高い論文を集
録して継続的に発行しています.特に,
・データベース,情報検索,情報コンテンツに関する基礎,情報形成・処理・
利用の方法を中心とする論文誌の実現
・研究発表会などの研究会活動と連動し,研究会活動の活性化を目的とした,
会員ニーズ/社会動向に機動的に対応する論文誌の実現
・サーベイ論文,事例・実践論文,作品・デザイン論文,テクニカルノートな
どの掲載を通じた,論文誌としての新しい価値の創出
を狙いとしています.
主なテーマは次のとおりです.
●情報の表現,分類,利用
情報の生成・発見,表現・セマンティクス,分類・組織化,機械学習とデータ
マイニング,データプライバシと安全性,偽情報,流通および利用の効果など.
●モデリング・言語,アーキテクチャ
データモデル,データベース設計,データベース言語,構造化文書,グラフデ
ータ,データベースアーキテクチャなど.
●情報システム技術
データベース管理システム,動画像検索,コンテンツ流通・管理,Webとデータ
ベース統合,検索エンジン,知識やデータ管理における人工知能技術など.
●高度応用
地理情報システム,時空間データベース,電子図書館,クラウドソーシング,
科学・医療データベース,ビジネス情報管理,食とレシピ,ユーザインタフェ
ース・可視化など.
【「テクニカルノート」について】
TODでは2016年度より論文種別「テクニカルノート」を新設しました.アブス
トラクト登録時に投稿形態として「一般論文」もしくは「テクニカルノート」
を選択することが可能です.「テクニカルノート」は,標準4ページ,条件付
き採録無しと,査読基準・方法・フォーマット等が従来の論文と異なっており
ますのでご注意ください.
■テクニカルノート査読基準■
研究論文,事例・実践論文,作品・デザイン論文は,テクニカルノート(標準
ページ数は4ページ)として投稿することができます.テクニカルノートでは
「条件付き採録」はなく,一度で採否が決まります(ただし,軽微な修正で採
録が可能な場合,照会後に判定を行うことがあります).萌芽的なアイデア論
文や研究進行途中での速報論文を期待しており,関連研究との比較実験や定量
評価は,一般論文より重視されません.
詳しくは,以下のURLをご参照下さい.
情報処理学会論文誌データベース
https://ipsj-tod.org/多数のご投稿をお待ち申し上げております.
宮森 恒(TOD副編集委員長)