日本データベース学会のみなさま

文理の協創をお考えの方々へのお知らせです。今井浩@明治学院大学情報数理学部

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情報科学分野と人文・社会科学分野が有機的に連携し学際的な共同研究を行うためのプラットフォームとして、明治学院大学に「情報科学融合領域センター」(https://ci2.my.canva.site)が立ち上がりました。センターのキックオフシンポジウムとレセプションを、7月26日(金)の午後、白金キャンパスで開催します。ぜひご参加ください。当日、皆様にお目にかかれることを心待ちにしております。

◯ ご参加の方は、以下のフォームから登録をお願いいたします。
https://qau1.au1.qualtrics.com/jfe/form/SV_9MIEt6YcjZviZkq

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☆シンポジウム
「文理はどう共創できるか? シナジーのあり方・作り方を考える」
7月26日(金)
14:45 〜 17:30(白金キャンパス パレットゾーン白金 2階アートホール)
https://www.meijigakuin.ac.jp/campus/shirokane/
https://www.meijigakuin.ac.jp/campus/shirokane/pdf/shirokane_palette.pdf

開会挨拶(今尾真学長)
センターの紹介(亀田達也)

講演(各30分)
・長谷川眞理子先生
日本芸術文化振興会理事長
進化生物学、人間行動進化学、自然人類学を専門とする。
(タイトル) 「文理の融合とはどういうことか?」
(概要) 昨今、「文理融合」や「総合知」の重要性が叫ばれている。それはどういうことなのだろう? 人々が文系と理系に分断され、あまりにもそれら集団ごとの違いが大きくなり過ぎ、ものごとがうまく進まないまでになってしまった、だから文理を融合させて総合知を作ろう、ということなのだろう。では、なぜ文理がここまで分断されてしまったのか、その経緯は何か。そして、それをやめるには何が必要なのか、どんな思考の転換や社会構造の転換が必要なのかを探る必要があろう。本講演では、私のこれまでの経験から、これらの問題について考えてみたい。

・栗原聡先生
慶應義塾大学理工学部教授、共生知能創発社会研究センター長、
JST(科学技術振興機構)さきがけ「社会変革基盤」領域統括
人工知能、社会シミュレーション、計算社会科学を専門とする。
(タイトル) 「AI研究における文理融合とは?」
(概要) AIの研究そして社会実装において、AIを作るにも利用するにもその対象となるのが人です。AIという学問は人を理解する学問であるとも言えるのです。生成AIの登場で良くも悪くも世界が活気付いておりますが、生成AIは人の活動が生み出したデータにより出来ているのです。そのようなAIがこれからさらに進化していく今後において、AI自体をどのように進化させるのか、そして、その際の倫理的側面に留意するためにも、文理融合に基づくAI研究開発がさらにとても重要になります。その理由について考察したいと思います。

・唐沢かおり先生
東京大学大学院人文社会系研究科教授
JST社会技術研究開発センター「科学技術の倫理的・法制度的・社会的課題 (ELSI) への包括的実践研究開発プログラム」総括
社会心理学、社会的認知を専門とする。
(タイトル) 「科学技術ELSI/RRIと文理融合」
(概要) 科学技術の進展により我々は大きな恩恵を受けると同時に、様々な課題(倫理的・法制度的社会的課題:ELSI)への対応も求められる。ELSIを明らかにし、責任ある研究とイノベーション(RRI)を推進するためには、関与する科学技術分野のみならず、人と社会についての知見を蓄積してきた人文系・社会科学系の学問も協働し、よりよい未来につながる選択へとつなげる必要がある。ELSI/RRIの本質が人と社会に関する根源的な価値の探求に関わることを踏まえ、文理融合の重要性について考察したい。

コーヒーブレーク
Roundtable Discussion(45分)
閉会挨拶(湯沢英彦副学長)

☆レセプション(懇親会)
17:45 〜 20:00(パレットゾーン白金 2階インナー広場「さん・サン」) 
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問い合わせ先: 
情報科学融合領域センター事務局
fusion@ci2.meijigakuin.ac.jp