日本データベース学会のみなさま

お世話になっております.奈良先端大の若宮と申します.

NTCIR-18 の医療言語処理タスクRadNLP の案内を代理送信いたします.

ご興味のある方はぜひ参加をご検討いただければと思います.

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(重複して届きました場合はお許しください)

お世話になっております。
東京大学医学部附属病院 22世紀医療センターの中村優太と申します。

NTCIR-18 のシェアードタスクにおいて,医療言語処理タスク “RadNLP” を開催いたします。

個人情報を含まないように作成した肺癌CTの読影レポートを用いて,肺癌の進行度 (ステージ) を自動判定することを目指します。


現在参加登録を受け付けております。皆さまのご参加を広くお待ちしております。


NTCIR-18ウェブサイト: https://research.nii.ac.jp/ntcir/ntcir-18/

RadNLP日本語ウェブサイト: https://sociocom.naist.jp/radnlp-2024/ja/

RadNLP日本語広報X (旧Twitter) アカウント: https://x.com/radnlp_ja


[背景]

肺癌のステージは,治療方針の決定やがん統計などにとって重要であり,その判定には読影レポートに書かれたCT画像などの情報が多く用いられます。

しかし,読影レポート自体にはステージが直接記載されてないことが多く,診療や研究の際には人手での情報抽出が必要となります。RadNLPでは,このステージ判定の自動化を目指します。


[タスク内容]

読影レポートから肺癌のステージを自動判定することを目指します。

1. Sub task: 読影レポートをトピックごとに分割する文書セグメンテーションタスクです。

2. Main task: 読影レポートからT, N, M因子を判定する文書分類タスクです。


[データセット]

日英2か国語の読影レポート約240件を用います。

個人情報を含まない形で作成しており,どなたでもご使用いただけます。


[スケジュール]

2024-07: 学習用・検証用データセット公開

2024-11: 参加登録〆切

2024-11: テスト用データセット公開

2025-01: 予測結果提出〆切

2025-02: 参加者へ成績返却

2025-03: 参加者system paper提出〆切 (draft)

2025-05: 参加者system paper提出〆切 (camera ready)

2025-06-10〜13 (JST): NTCIR-18カンファレンス (国立情報学研究所にて)


[オーガナイザー]

- 中村優太 (東京大学)

- 花岡昇平 (東京大学)

- 荒牧英治 (NAIST)

- 矢田竣太郎 (NAIST)

- 神澤純 (東京大学)

- 片山僚 (東京大学)

- 菊地智博 (自治医科大学)

- 黒川遼 (東京大学)

- 五ノ井渉 (東京大学)


[協力]

- 藤本晃司 (京都大学)

- Jonas Kluckert (University Hospital Zurich)

- Michael Krauthammer (University of Zurich)

- 株式会社ワイズ・リーディング


[お問い合わせ先]

ご質問・ご不明点がありましたら,radnlp [at] googlegroups.com までお気軽にご連絡ください。


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中村 優太(Yuta NAKAMURA)

東京大学医学部附属病院 22世紀医療センター コンピュータ画像診断学/予防医学講座

yutanakamura-tky@umin.ac.jp

yutanakamura.tky@gmail.com